−工房の活動−
“う る し 掻 き”の 活 動


松本さん撮影。岩手県浄法寺町のうるし畑。晩秋になると木に“掻き傷”が増えていく。
手入れされた美しい林の中に、突如あらわれるオブジェのよう。

 

松本さんは「オリジナルの面白いうるしが採りたい」、宮崎さんは「うるしの木の神秘にせまりたい」と、現在四国を中心にうるし掻きをしています。
うるしの木の産地は、ほんの数十年前までは日本各地に存在していたそうです。が、現在は岩手県を主流に、茨城・新潟、東北・北陸地方を中心としてわずかに残るのみ。「うるし掻き職人」と言える人も、おそらく全国で30人程度しかいないだろうというほど稀少な存在となっています。
そんな状況のなか、京都丹波地方・岡山・徳島等の西日本には、最後の一線を守る地元の有志の努力で、かろうじて木と技術が残っていました。そんな人々との出会いのおかげで、2人は初めてうるしの木に触れることができたのです。
四国は、徳島県三好郡山城町以外ではうるしの木の産地が途絶えてしまいました。しかし2人は「どこかに四国のうるしの木が人知れず残存しているはず…!」という情熱を持って木を探し続けました。そうして見つけ出したうるしの木から、今では四国各地で樹液を採取しています。


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