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−工房の活動−
6月後半〜10月頃まで、専用の道具でウルシノキの幹に横傷をつけて、うるし樹液を採取する技術のことです。「日本産うるし」といえば、関係者の皆さんは「たいへん高価で等しく品質の良いもの」と考えていることでしょう。しかし、2人が実際に自分でうるしを掻いて分かったことですが、ただ傷をつければ誰でも同質の良いうるしが採れるわけではありません。木の状態や体質、気候、うるし掻き職人の技術の上手・下手に大きく左右されます。そしてうるし掻きをする人のポリシー次第では、微妙なさじ加減によってさまざまな性格のうるしを得ることができます。 |
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■徳島県でのうるし掻き ■香川県でのうるし掻き
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※以下の説明は2人が各地でうるし掻きの産地をまわり、考証したうえ現在行っているスタイルを簡単に説明したものです。用語や作業理論は、各産地と見解が異なる部分があるかと思いますが、それを了承のうえご覧下さい。 「うるしの木」は、いったいどこにあるのでしょう? うるし樹液を採取する“うるし掻き”という仕事は、翌年の採取計画を立てるところからスタートします。そしてうるしの木を植えている地主さんと交渉。掻きたい木を買い取ります。 実際に木に傷を付けるのは、7月上旬。そして天候や状況をみながら約1週間に1回ずつ傷をつけます。1、2回目は出た樹液は「まだうるしになっていない状態」なので、出た樹液は採りません。
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皮むき |
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傷付け |
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樹液採取 |
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一般の漆芸家は、乾きが早く艶つけに良い「初うるし」と言われる初夏のうるしを重宝がります。従って、うるし掻き職人も需要の高いこの初夏の「初うるし」を多く採るため、6月からうるし掻きが始まるのが一般的。 この盛夏のうるしは「盛りうるし」と呼び、真夏の太陽をさんさんと浴びた1年で最も勢いのある時期の木の樹液。宮崎さんいわく「壮年期の、たくましいが物静かな男性」をイメージするうるしだそうです。そして秋になって採るうるしは「遅うるし」と呼び、これは一般的には盛りよりやや品質が落ちると位置付けられています。しかし、2人はこの秋のうるしにかなり惚れ込んでいるのだとか。 ちなみに秋うるしは、「一見たおやかな感じだけど実は芯の強い女性」のイメージだそうです。 |
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