|
松 本 和 明 Matsumoto Kazuaki
|
|
|
松本さんは、うるし樹液の品質・毎年の出来・保存状態・熟成度などを敏感に感知し、各うるしの個性を最大限に引き出す“生うるしのソムリエ”。木から流れるうるし樹液と、業者から購入する日本産うるしがあまりにも違うのに衝撃を受け、ほんものの最高を求めて“うるし掻き”という禁断の世界に足を踏みいれてしまったという人だけに、そのこだわりには並々ならぬものがあります。見極めの基準は、以前凝ったことのあった日本酒。繊細な日本の“酒作り”の技術がうるしにも当てはまると気付いた彼は、新たな視点でうるし文化を見つめ直し、凝り固まった世界を解きほぐし広げようと決意しました。その、工芸家には珍しい柔軟さは、クリスチャンの家庭というバックグラウンドと、そこで学んだ聖書の世界観によって育まれたものなのかもしれません。まだ若いので新米に見られ、よく固定概念の強い漆職人さんに説教されるそうですが、実は既に職歴25年以上という、うるし人生まっしぐらの男なのです。
|
|
|
|
松本和明 |
|
|
|