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−和うるし工房あい−
■工房のコンセプト 和うるし工房あいでは、器の作品は素地となる“木”と100%“日本産漆”で作られています。漆工芸の世界をよく知らない私たちとっては一見何でもないことのようですが、これはそうとう画期的なことなのです。 また、工房では灯油やテレピン油といった石油系の有機溶剤も全くうるしに混ぜず、木からにじみ出たきれいな樹液をナチュラルなままで使っているそうです。最初にそのことを聞いたわたしは「えっ、普通の漆器ってそんなものを混ぜて塗っていたの!?」とびっくりしてしまいました。 「きれいなうるし樹液は、そんなおかしな匂いはしないんですよ。うるしによって違うけど、無臭に近かったり、かすかな木の香りや、フルーツのようなちょっと甘ずっぱい香りがしたりするんです」と宮崎佐和子さん。 そして「木から流れ出た樹液は、そのままでバランスが取れている。採れる時期や採り方、保存状態によって乾く速度や表情が違うが、それぞれのうるしの個性を活かした仕事に使えばいいんですよ」と、松本和明さんはこともなげににこやかに話します。しかし、それは誰にでも容易にできることとは思えません。 「うるしの木は本当に不思議な木です。私たちに樹液を出してくれるための木に神様が作ったしか思えないんです。木があって、樹液を採る人がいて、それを使う人がいる。本当に日本の宝ものだと思いますよ」としみじみ話す2人に、あらためて並々ならぬ漆への思い入れを強く感じました。 |
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このサイトを見て、和うるし工房あいの活動や作品に興味を持って下さった方には、ぜひ一度実際に2人が作っている和うるしの器を使って欲しいと思います。手にとってみると、多分これまで持っていた「漆器」のイメージが、がらりと変わってしまうはず。私もお碗を使っていますが、どんな食卓にもマッチする独特の風合いが魅力的で、いくら使っても使い飽きない馴染みの良さがあります。 松本さんと宮崎さんが作品展という形を大切にしているのは、お客さんには直接お会いして言葉を交わしたい、そして作品を実際に見た上でぴったりの器に出会ってもらいたいと考えているからなのです。
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